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残心

残心 武道における残心とは、技を決めた後も心身ともに油断をしないことである。 居合道では、技の終わったあとでも気を抜かないこと・・・「美しい所作」の継続で技がいきてくる。余韻を残す・・・究極の道へ。 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wiki…

運動で如何に「力を抜く」体勢ができるか

居合道・剣道の体勢を考える時、如何に力を抜くことができるか、難しい課題であるが、普段の稽古で追求しなければ、充分かつ正しい姿勢を保持することができない。 その手段として、丹田呼吸を取り入れ「上虚下実」を試みるが、そう簡単にできるものでない。…

観世氏、能の稽古をいう

稽古は「教える側も教わる側も「忍」の一字。 「反復しかない。芯がぶれない基本の技を10年、20年かけて五感に染み渡らせるように消化吸収していってほしい。」 読売新聞2021,3,7朝刊 稽古は「忍」より 剣道、居合道の稽古に響く言葉である。

大工鉋の秘術

山岡鉄舟「剣禅話」に大工の鉋の秘術を例にとり、剣道修行について考えさせられる興味ある記述がある。剣道修業の根本を語り、極意は自ら実践工夫し自得するものである、と教える。すなわち、上しこの手加減は自分でやってみて知るほかなく、どうやっても他…

稀勢の里、横綱昇進

やはり努力「稽古はウソをつかない。努力はウソをつかない」。元鳴戸親方からは、事あるごとにそう言われた。中学卒業後に入門してから、来る日も来る日も激しい稽古に明け暮れた。1日100番以上も取ることもあった。若い頃はまわしを取ることを許されず…

氣が動いているか

読売書法展で読売大賞に輝いた 松原宏仙さん(52)の記事を興味深く拝見した。 書道にも「氣」が大事。そして「呼吸に緩急をつける」。ああそうかと、納得した。 剣道、居合道にも通じるからである。特に高齢者の剣道では、この「氣」が欠かせない要件と考…

小さな体、大きな気迫

[昭和名人伝]十四世喜多六平太 小さな体、大きな気迫◆身長わずか150センチほどの六平太が舞台に立つと、小ささを忘れさせる迫力に満ちる。 血のにじむ稽古を積んだからだろうか。本紙に寄稿していわく、「この道の修業は、無限に続く石段を上っているよ…

心身統一で、その道に至る

藤平光一氏はいう。その道に至るには、それを通じて「心身統一」を会得することである、と。 目先に見える格好をまねるだけでは、上手までは行けるかもしれないがそれから先の領域へは入って行けない。名人とは、氣を学ぶことでようやく至れるものなのだ。そ…

氣の呼吸法

藤平氏は、「心をプラスに転化する気の呼吸法」の実践を提唱されている。呼吸というものは、天地の氣を補給するのにもっとも有効な方法なのだ。 <呼吸法の手順>まず、方の力を抜いて全身をリラックスさせ、臍下の一点(ヘソの下、10センチのあたり)を静め…

達人と上手の違い

「気の原理」研究および普及活動で有名な藤平光一先生。「気について」の著書も多い。その著「幸福の秘訣は氣にあり」に「達人と上手の違い」についての興味ある記述がある。技の至れる者を上手と言う。技の行き着くところまで行った者のことである。そして…

道を求めて・・・宮本武蔵

吉川英治「宮本武蔵」抜粋◆「お通どうじゃの、わしが挿(い)けた花は生きておろうが」 伊賀の壺に、一輪の芍薬を投げ入れて、石舟斎は、自分の挿けた花に見惚れていた。 「ほんに・・・・・」 とお通はうしろから拝見している。 「お殿さまは、よほど茶道もお…

兵法は心の妙徳なり

松浦静山の「心形刀流」はいう。◆心の不可思議な働きこそ兵法の根本であるが、それは修行の功を積むことによって初めて発揮される。◆勝つことを求めずして勝ちを得るのが真の勝利である。◆状況の変化に対応した千変万化の働きをするためには、心を自由に解き…

心身の統一を考える

心身の統一を考える 武道に「氣合」は大事、だれでも感じていることである。それでは「氣」を出す方法いかにと問われると、考えてしまう。 心と体が統一された状況、要するに自然体になれば氣はいくらでもほとばしり出る、という藤原光一氏の「氣」について…

藤平式呼吸法の実際

藤平式氣の呼吸法の方法u まず、統一体で正座する。足の両親指を重ね、両ひざは拳が二つ入るぐらい開き、両手はももの上に軽くのせる。背筋を伸ばし、臍下の一点に心をしずめ、全身の力を抜く。こうなると、心身が統一されているので、肩を押されてもびくと…

サッカー「なでしこジャパン」世界一

7月19日の「編集手帳」は次のように、サーカーなでしこの快挙をつづる。 ◆頂点をめざす競技者は「上を向く」ことを習性として身につけた人々である。 ◆サッカーの女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会で日本代表「なでしこジャパン」が初優勝の快挙を成し遂…

藤平式呼吸法

◆呼吸法の極意「出づる息は天地よろずに及び、吸う息は服内の寸分の内におさまる」これが呼吸法の極意である。出づる息、吐く息は天地いっぱいに広がっていくつもりで吐き、吸う息は腹内の無限小の一点におさめるつもりで吸う。腹内の一点は臍下だが、一般に…

ブログはじめました

剣道・居合道の修業について、日ごろ思うところを、気の向くまま記録してみたい。