2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧
兵法家伝書は言う。「習いをはなれて習いにたがわず」と。稽古の修行を十二分に積むことができれば、手足や体を動かしても、それによって心が動かされることはなくなり、訓練のことは念頭になくなって、しかも訓練の成果を生かし、すべての動きが自由になる…
剣道には攻めありて、受けるも防ぐもない、と教える。相手の打つ太刀を受け止め、受け流すをもって、事足りると思ってはならない。防ぐだけなら敵に先を与えるに過ぎない。受けると打つとが一拍子になること肝要である。防御は攻撃のためにして、攻撃はおの…