2021-01-01から1年間の記事一覧

伊豆守殿の能談義に学ぶ

伊豆守の「能」についての言葉がある。 ・・・「一般に物を指し示すとき、たとえば、杉を指すしぐさをすることがある。そもそも、謡で杉と謡っても実際に杉があるわけではなく、何もないところを指すのであるから、ここが肝心のところである。そこで心の中で…

運動で如何に「力を抜く」体勢ができるか

居合道・剣道の体勢を考える時、如何に力を抜くことができるか、難しい課題であるが、普段の稽古で追求しなければ、充分かつ正しい姿勢を保持することができない。 その手段として、丹田呼吸を取り入れ「上虚下実」を試みるが、そう簡単にできるものでない。…

観世氏、能の稽古をいう

稽古は「教える側も教わる側も「忍」の一字。 「反復しかない。芯がぶれない基本の技を10年、20年かけて五感に染み渡らせるように消化吸収していってほしい。」 読売新聞2021,3,7朝刊 稽古は「忍」より 剣道、居合道の稽古に響く言葉である。