2015-01-01から1年間の記事一覧

勝つためには、攻撃あるのみ

勝つためには、攻撃あるのみ,と先人は教える。これが、なかなかできないのが現実。剣道には攻めがあって受けるも、防ぐもないものと心得るべし。防ぐは、撃の一手段なり。唯防ぐだけならば、如何に巧みに防ぐとも敵に勝つことはできない。先を取る稽古が大事…

懸聲の効用

剣道指導上、初心者には、特に「大きい声」を出すよう指導することが大事。その効用は、その1.我が勇気を増す。その2.打ち込む太刀の勢いを加える。その3.敵を威嚇し、その挙動を制する。是によりて、能く精神を緊張せしめ、心身の勢力を集中し得るも…

居合道審査の寸評に学ぶ

2015,6,26に実施(愛知県豊田)された居合道六・七段審査講評に学ぶ。☆指定技三本目「受け流し」 抜きあげた右こぶしの小指が弛み、上体の開きが早すぎるため、上体をかばった姿勢が出来ていない。右足を左足の内側に正しく踏み込み、受け流すと同時に体を捌…

構え・氣・手の内

最高の剣道を目指すには、「充実した気勢と気位を以って相手を圧し、攻め崩し打突する」こと。これがまずは備わっていることが求められる。審査の講評によると、1.身法である構えはよくなっているが、意識が姿と形に集中しているため棒立ちの状態で攻防自在…

打突の好機をとらえること

剣道の試合を見て気づくことは、無駄うちの多いことである。打つべきところを、とらえて打つ訓練が大切なゆえん。◆一般的に言われている打つべき好機を挙げる。 第1に、起こり頭、いわゆる出ばな・・・相手が打突動作を起こそうとする瞬間。相手が打つところ…

先の気を養う稽古が大事

先の気を養うこと、重要だが、難しい。大事なことは、先の気を以て、攻めて相手を崩して打つ・・・先の気を以って捨て身で技を出し切っているか・・・そんな稽古が剣道の上達の要諦であるといわれる。一歩でも前に攻める稽古、これを心がけたいものだ。しか…

正しい構えが大事

剣道の基本では、まず「構え」を大事にして稽古を心がけたい。身体運動の際にも構えの基本を崩さないことが、実は、最も大事。1.左足の置き方を正しくし、身体をスムーズに運用するには、かなりの訓練が求めらる。 特に、左足が撞木の足になっていると、相…