正しい構えが大事

剣道の基本では、まず「構え」を大事にして稽古を心がけたい。身体運動の際にも構えの基本を崩さないことが、実は、最も大事。

1.左足の置き方を正しくし、身体をスムーズに運用するには、かなりの訓練が求めらる。 特に、左足が撞木の足になっていると、相手に正対できないと心得ること。相手に正対し、左足を継がずに打突するには、まずは左足を意識することこそ肝要。

2.竹刀の握り方にも注意が必要。上から拝むように握り、左手の小指は緩めないようにし、肩の力を抜いて、生きた剣先を作ること。

3.前傾姿勢にならないように、腰を中心に安定させる。ひかがみを曲げない、相手から目線を外さないなど正しい姿勢を考えること。

長い間の習慣で、正しい剣道の姿勢を取り戻すことは、容易でない。