2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

達人と上手の違い

「気の原理」研究および普及活動で有名な藤平光一先生。「気について」の著書も多い。その著「幸福の秘訣は氣にあり」に「達人と上手の違い」についての興味ある記述がある。技の至れる者を上手と言う。技の行き着くところまで行った者のことである。そして…

独行道

二刀流(二天一流)の始祖として今日にその名を残す剣豪「宮本武蔵」が、自らの人生を振り返り、自戒の念を認めた壁書文である。宮本武蔵を師と仰ぐ人々にとっては、貴重な「修身ノ書」となって残っている。一、世々の道にそむくことなし 一、身に、たのしみを…

道を求めて・・・宮本武蔵

吉川英治「宮本武蔵」抜粋◆「お通どうじゃの、わしが挿(い)けた花は生きておろうが」 伊賀の壺に、一輪の芍薬を投げ入れて、石舟斎は、自分の挿けた花に見惚れていた。 「ほんに・・・・・」 とお通はうしろから拝見している。 「お殿さまは、よほど茶道もお…

剣道審査会寸評

◆剣道八段審査会(2012,11,29)宮川先生寸評難関を突破できなかった方々に共通している点は、一本一本のの技が「有効打突の条件」に合致していなかった。1.「充実した気勢」が見受けられない。構えた姿勢に相手を覆い尽くすほどの気の勢いが感じられず、そ…