剣道七・六段審査会寸評
剣道審査会の結果について、「剣 窓」令和5年7月号に掲載されたので、その内容を転載した。これからの稽古に活かしたいと思う。
剣道七・六段(愛知)審査会
七段合格率 18.7%(受審者878名、合格者164名)
六段合格率 26.9%(受審者836名、合格者225名)
◆審査員の寸評(抜粋)
・着装を整えた受審者の立会い前から充実した気勢で望む緊張感が伝わってきた。
・年齢層の若い受審者の力強い打突に石火の勢いが多く感じられた。
・女性や高齢者の方の立会いでは、円熟した経験を表すかの如くしなやかで、鎬を使った攻め合いも見られた。
・攻めの勢いを感じられる方たちの左脚に注目した。膕の適度な緊張と緩み、何時でも打突に転じられる構えと、左手の納まり、素晴らしい方が大勢見られた。
・勢いを感じる立会いは正しい姿勢、充実した気勢があり、剣道試合の有効打突の要件を満たし、打突後の余韻すら感じるものだと思いました。
・このような立会いが多く見られた反面、仕掛ける技も、相手を引き出し応じていく技も不十分なままの方もおられました。
※充実した気勢で「攻める・ためる・打ち切る」の一連の動作を身につけたいものである。