剣道七・六段審査会寸評

2012、8,25〜26 岡山市・剣道七・六段審査会

古市満洲男先生の寸評の概略

1.無駄な動きが多すぎること

「早打ち、無駄打ち」は自信がない証。逸る気持ちはわかるが、立ち上がると同時に打ち込んで出ることは理解できない。相手を観察する位の気持ちに余裕がほしい。

2.攻める気持ちが強すぎること

「過ぎたるは猶、及ばざるがごとし」、攻めての打ちは大切なことですが、気持ちが強すぎて身体が硬くなり、足が居ついてしまう。当然、剣先の冴えも失われ、スムーズな打突に繋がらない。有効な攻めは、豊富な経験と技量、知識が備わってこそ会得できる。

「剣総」2012、10月号より。