剣道八段審査寸評

◆平成25年5月に京都市立体育館で実施された八段審査会の結果は、合格率0.8%と相変わらずの狭き門であった。
審査委員、有馬光男先生の寸評は次のとおり。

◆私自身評価する点として、
1.攻め、気迫があり間合の取り方、打突の機会を捉えている。
2.好機を捉え捨てきって打っているか。それが有効打突になっているか。
3.手の内に冴えがあり、しっかりとした打ちであるか。
4.無理な技、無駄打ちをしていないか。

以上のような点を参考にして、日頃の稽古から基本技の練習を取り入れて、地稽古の時は審査を受けている気持ちで立ち合いの時間(2時間)にどれだけ自分の実力を発揮できるか、表現できるかを考えて稽古してもらいたい。
(剣窓 平成25年6月号)

◆攻めが大切。攻めを身につけるには、氣と基本技の繰り返し修練か。攻めから、打突の好機を捉え、そして打ち切る。冴えのあるうちは、手の内が大切。