狭き門、剣道8段

平成26年3月に岡山県で実施された剣道8段審査は、合格率0.9%と相変わらず厳しい内容だった。最近の受験者は増加しているものの、合格者の数は、ほんの一握りである。今回の受審者は1、016名、合格者は9名と狭き門。

審査会結果における久永先生の寸評は以下の通り。

1.間合の工夫と研究が必要である。自分の間合いを身体で覚えること。一足一刀の間合いで捨てきって打つことが大事。

2.充実した気勢が大事。一本の打突に結びつく氣の勢いが必要である。

3.初太刀が大事である。

4.打突の機会でもないのに、不用意に技を仕掛けるため、無駄打ちが多く見られる。相手の氣を崩して攻め勝って気剣体一致した捨て身で、一撃必殺の打ち切る打突が必要である。
(剣窓2014,5月号)

まこと、普段の稽古でこれらの注意点を考慮して精進・・・である。