羽賀準一の教え「正しい姿勢・正しい呼吸」

剣聖 羽賀準一の教えの基本中の基本は「正しい姿勢・正しい呼吸」であった。

 

「姿勢・呼吸」に関する言葉を挙げると、

※剣道・居合の基本はくずれないこと、すなわち、正しい姿勢である。

※正しい姿勢とは、常に下腹に力を入れてゆっくり深く呼吸している姿勢である。

※下腹に力を入れると肩の力が抜ける(肩の力を下腹に落とす、とも言った。このとき心身の潜勢力は最高の状態となる)。

※肩の力を抜ける人は専門家でも少ない。

※正しい姿勢が乱れるや否や、呼吸は乱れる。

※肩の力が抜けるかどうかは平素の問題である。・・・姿勢、呼吸の平素の鍛錬。

※変化―正しい姿勢でいればいつでも変化できる。

※居合の根本は正しい姿勢、正しい姿勢である

                       「最後の剣聖 羽賀準一」参照

 

◆剣道・居合道で、いつも肩の力を抜くことを稽古の大きな目標にするも、思うよう上虚下実の体勢ができないでいる。「丹田を意識することー肩の力を下腹に落とす」との訓練が大事と思うが、それも平素の鍛錬次第か。