子供の剣道試合に思う
子供のチャリティ剣道大会の審判を務めた。
◆全般に感じたことを若干記しておきたい。
1.一生懸命に剣道に取り組んでいる様子がうかがわれ、好感が持てた。子供の剣道は素直で真剣そのものである。
2.普段の稽古が試合の成果に現れるのは当然であるが、そのようなチームの健闘ぶりも目にすることができた。
3.剣道の基本からいうと、正しく構え、正中線からの打突が欲しいと思った。
4.打った後のつばぜり合いあいの姿勢を取らないで互いに高い位置で押し合いになっている。
5.剣道では気合いが大切とよく言うが、気合い、声を出す稽古が欠けているようにも見えた。
6.間合いを無視した打突が多い。いわゆる、一足一刀の間合いを考えていない。
◆ところで、わがチームはどうかというと、
1.気合いが足りないのは、他のチームと同様であった。
2.足のふみ方、足さばきも課題であると感じた。左足を使った打突が、十分にできていない。
3.中心から外れている打ちが目に付いた。右からの打突が多い。
4.遠い間合いから、あるいは極端に近い間合いから打突している事例も多い。打つ間合いをしっかりと身につける稽古が必要であると感じた。