剣道審査会寸評(2011、7)

剣道七・六段(愛知)審査会は5月14日、愛知県で実施された。受審者1174名、合格者157名、合格率は13.4%であった。

◆審査員の大嶽先生の審査会寸評は下記の通り。
○気合
相互の立礼から真剣勝負は始まっており、最初に発する気合は自分を勇気づけ、相手を威圧するように気力がほとばしり、審査員を引きすけるような気迫を見せてほしい・・・相手と気を合わせる合気も大事。

○初太刀
立ち会いの「始め」と同時に初太刀を出される方がおられました。
一足一刀の間合いから表鎬、裏鎬、上下、触れる、押さえる、払う、捲くことによって相手の剣先を正中線から外し、攻めて崩してから打突をしていただきたい。
決して焦ることはありません。十分に溜めてから技を仕掛けることです。

「剣窓」平成23年7月号より

◆気迫のある気合、相手をよく見て、攻めて、崩して打突の好機を作る。そこに至は普段のひたむきの稽古以外にない。剣道人みんなが目標にし、励んでいる課題であると思う。